結論から言うと、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの4つは市の粗大ゴミに出せません。買い替えなら販売店に引き取ってもらうのが最短、処分だけなら「指定引取場所への持ち込み」か「許可を持つ業者への依頼」です。
- リサイクル料金の目安:エアコン990円〜/テレビ1,870円〜/洗濯機2,530円〜/冷蔵庫3,740円〜(金額は変わることがあります。運搬を頼む場合は別途収集運搬料)
- 捨て方は4ルート:①買い替えるお店 ②購入したお店 ③自分で指定引取場所へ持ち込む ④許可を持つ業者にまとめて頼む
- 街を流れる「無料回収」のトラックには渡さない(正規ルートに乗らず不法投棄につながる例あり)
冷蔵庫を買い替えることになって、ふと気づく。「……ところで、古いほうはどうやって捨てるんだろう?」——なぜこの4つだけ特別扱いなのか、リサイクル料金とは何のお金なのか。知っているようで知らない「家電の捨て方」の世界をご案内します。
なぜこの4品目だけ特別なのか — 家電は「資源の塊」だった
答えからいうと、この4品目は中身が宝の山だからです。
冷蔵庫や洗濯機を分解すると、鉄・銅・アルミニウムといった金属がぎっしり詰まっています。テレビからはガラスや貴金属が、エアコンからは銅とアルミがたっぷり取れます。使い終わった家電は「都市鉱山」と呼ばれることもあるほどで、埋め立ててしまうにはあまりにもったいない。
さらにエアコンや冷蔵庫には、地球温暖化への影響が大きいフロン類が入っています。適当に壊すと大気中に放出されてしまうため、専門の設備できちんと回収する必要があります。
そこで2001年、「家電リサイクル法」という法律ができました。仕組みを一言でいうと——
「この4品目は“ゴミとして捨てる”のではなく、“メーカーに戻して資源にしてもらう”」
私たちが払うリサイクル料金は、この分解・再資源化のための費用です。実際、回収された家電の8〜9割が資源として生まれ変わっています。捨てているようで、実はかなり立派なリサイクルに参加しているわけです。
リサイクル料金の目安 — 意外と知らない相場感
気になる料金は、品目とメーカー・サイズで変わります。おおよその目安はこのくらいです。
- エアコン: 990円〜
- テレビ: 1,870円〜(大型は2,970円〜)
- 洗濯機・衣類乾燥機: 2,530円〜
- 冷蔵庫・冷凍庫: 3,740円〜(大型は4,730円〜)
※金額は変わることがあります。正確な料金は「家電リサイクル券センター(RKC)」のサイトでメーカー名から調べられます。なお、これとは別に運搬してもらう場合は収集運搬料がかかるのが一般的です。
「エアコンが意外と安い」と思いませんでしたか? 銅やアルミがたくさん取れて資源価値が高いぶん、リサイクル料金が抑えられているんです。こんなところにも「資源の塊」っぷりが表れています。

捨て方は4ルート — 自分に合うのはどれ?
ルート① 買い替えるお店に引き取ってもらう
新しい家電を買うお店には、古い同種の家電を引き取る義務があります。配送・設置のついでに引き取ってもらえるので、買い替えならこれが最短ルート。迷う必要はほぼありません。
ルート② 昔買ったお店に引き取りを頼む
処分だけしたい場合、その製品を売ったお店にも引き取り義務があります。購入店を覚えていれば、相談する価値ありです。
ルート③ 自分で指定引取場所へ持ち込む
郵便局でリサイクル券を買い、地域の指定引取場所へ自分で運ぶ方法。収集運搬料がかからないぶん安上がりですが、冷蔵庫や洗濯機を階段から下ろして車に積めるかが最大の関門です。腰と相談してください。
ルート④ 許可を持つ業者にまとめて頼む
「購入店がもう閉店している」「2階から下ろせない」「ほかの不用品も一緒に片付けたい」——そんなときは、一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者に依頼するのが現実的です。搬出から手続きまで任せられます。
ひとつだけ注意。街を流れる「無料回収」のトラックに家電を渡すのは避けましょう。正規のリサイクルルートに乗らず、不法投棄につながる例が報告されています。このあたりの裏事情は「無料回収」のからくりの記事で詳しく書いています。

まとめ — 「捨てる」のではなく「戻す」と覚えれば簡単
家電4品目のルールは、一度わかってしまえばシンプルです。
- テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは粗大ゴミに出せない(資源とフロンのため)
- リサイクル料金は「メーカーに資源として戻す」ための費用
- 買い替えなら販売店、処分だけなら持ち込みか許可業者
次に家電を手放すときは、「捨てる」ではなく「メーカーに戻す」と思い出してみてください。ちょっとだけ、その家電の第二の人生が楽しみになるかもしれません。
このコラムは、高松市で不用品回収・住まいの整理をお手伝いしている「まるはち 住まいの整理便」がお届けしました。家電を含む不用品をまとめて片付けたいときは、不用品回収・大型家具処分のページを参考にどうぞ。
